本:宮部みゆき



満足度 ☆:最高 ◎:とても良い ○:良い △:普通 ×:いまいち 
※私の好みなので他の方が満足できるかどうかは??

2005年

タイトル あらすじ/感想 満足度
     


2003年

あやし
著者名宮部みゆき
出版社名角川文庫
備考14歳の銀次は木綿問屋の「大黒屋」に奉公にあがることになる。やがて店の跡取り藤一郎に縁談が起こり、話は順調にまとまりそうになるのだが、なんと女中のおはるのお腹に藤一郎との子どもがいることが判明。おはるは二度と藤一郎に近づかないようにと店を出されることに...。しばらくして、銀次は藤一郎からおはるのところへ遣いを頼まれるのだが、おはるがいるはずの家で銀次が見たものものは...。(「居眠り心中」)
月夜の晩の江戸ふしぎ囃・九編。著者渾身の奇談小説集。
感想宮部みゆきには現代のミステリー小説タイプと時代物があるが、私は宮部みゆきの時代物は初めて読んだ。いくつか持っていて今度読もうと思いながらもそのままに..。「あやし」は新刊だが、たまたま手に入ることがあったので読んでみた。昔の話で出てきそうな不思議な現象..と言えばいいのか、考えてみれば怖いのだが(幽霊話のようで)、映像と違い本のせいか、そういう話が苦手な私でも大丈夫だった。奇妙な現象を主にしているというわけでもなく、結局、悪いことをする人間は悪いことが起こる..というわかりやすいお話が多かった。

夢にも思わない 
著者名宮部みゆき
出版社名角川文庫
備考毎年、9月末になると「白河庭園」で行われる、虫聞きの会。もう二十年ちかくも続いているという、そんな風流な催しに、僕が行く気になったのは、一にも二にもクドウさんのためだった。毎年家族で訪れているというクドウさんと偶然を装って会うはずだった。それなのに..。
殺されたのはクドウさんの従姉だった。事件は思いがけない方向に進んでいき、無責任な噂があとを絶たない。僕は親友の島崎と真相究明にのりだした。大好きな彼女は僕が守る!
感想この本は「今夜も眠れない」の続編。主人公と親友島崎の関係がとてもいい。クドウさんを巡ってのいろいろな事、誤解から親友との関係がおかしくなってくるが、最後には..。

R.P.G 
著者名宮部みゆき
出版社名集英社文庫
備考ネット上の疑似家族の「お父さん」が刺殺された。その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通している。合同捜査の過程で、「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が再開し、2つの事件の謎にせまる。家族の絆とは、癒しなのか?呪縛なのか?舞台劇のように、時間と空間を限定した長編現代ミステリー。
感想買ったまま読むのを忘れていた本。(そんな本は他にもたくさんあるのですが..)「クロスファイア」もわりと最近読んだばかりだったので、石津刑事のこともよく覚えていた。
最近のようにネットが普及してくると、こういうこともあり得るかもしれない。この本は、いろいろな場面展開があるのではなく、主にある場所での様子を書かれている。犯人がその中で追いつめられていく様子がよくわかる...と書くと、まるで早くに犯人がわかっていたようですが、後半まで?でした。


2002年

理由 
著者名宮部みゆき
出版社名朝日新聞社
備考東京都荒川区の超高層マンションで起きた惨殺な殺人事件。殺されたのは「誰」で「誰」が殺人者だったのか。そもそも事件がなぜ起こったのか。事件の前には何があり、後には何が残ったのか。ノンフィクションの手法を使って心の闇を抉る最高傑作がついに文庫化。
感想文庫化とともに、かなり売れているようで、題名を目にしたことのある方は多いのでは?かなりの長編ですが、一気に読みました。話のストーリーに関連している人物がわりと多いので、休みながら読むと忘れてしまうかも。話題になっているだけあって、私はとてもおもしろかったです。

クロスファイア 上・下 
著者名宮部みゆき
出版社名光文社
備考あたしは装填された銃だ。持てる力を行使し、無軌道に殺人を続ける若者達を処刑する。人は自分の行為にふさわしい罰を受けなければならない。青木淳子はそう信じて、血と炎と黒こげ死体とともに復活した。
連続殺人事件の背後に”念力放火能力者”の存在を疑う警視庁の石津ちか子・牧原両刑事は、過去の事件関係者を荒い、ついに淳子の存在に気づくが...。さらに”ガーディアン”を名乗る自警組織が一連の”処刑”は淳子によるものと察知!彼らは巧妙に淳子を組織に誘う。
感想「理由」に続き、最近、文庫化されたが、私は以前に購入済みだったので、待てばよかったと後悔。サスペンス..ミステリー(?)を読みながらも、最近読んだ本は、殺人が少なかったので、久々に事件が次々と起こり、どきどきした。下巻の後半を姪の運動会のひまな時間(他の学年がやっている時)に読んでいたら、クライマックスとなり、涙が出そうになった。運動会で本を読みながら涙を流すのは、とても変だと思い、ぐっと我慢したが、ちょっと損をした気分。なかなかおもしろかったです。

今夜は眠れない 
著者名宮部みゆき
出版社名角川文庫
備考母さんと父さんは今年で結婚15年目、僕は中学1年生でサッカー部員。そんなごく普通の平和な我が家に、ある日突然、暗雲が立ちこめた。”放浪の相場師”とよばれた人物が母さんに5億円もの財産を遺贈したのだ。お隣さんや同級生は態度が変わり、見ず知らずのおかしな人達からは脅迫電話があり、おまけに母さんの過去を疑う父さんは家出をし...。相場師はなぜ母さんに大金を遺したのか?こわれかけた家族の絆を取り戻すため、僕は親友で将棋部のエース島崎と真相究明の調査に乗りだした。
感想普通じゃないお金が入ることは幸せよりも不幸になっていく。単なる遺産相続によりもうけたお話ではなく、そこには複雑な思いが..。
といっても、そんなに重たくなく、あっという間に読めました。

蒲生邸事件
著者名 宮部みゆき
出版社名 文春文庫
感想 予備校受験のために上京した受験生・孝史は、2月26日未明、ホテルで火災に見舞われた。間一髪で、時間旅行の能力を持つ男に救われたが、そこはなんと昭和11年。雪降りしきる帝都・東京では、いままさに二・二六事件が起きようとしていた。


2001年

人質カノン 
著者名宮部みゆき
出版社名文藝春秋
感想「動くな」。終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、ポケットから赤ちゃんの玩具を落として去った。事件の背後に都会人の孤独な人間模様を浮かび上がらせた表題作、タクシー女性ドライバーが遠大な殺人計画を語る「十年計画」など、町の片隅、日常に潜むよりすぐりのミステリー7編を収録。
☆収録された7編のうち「いじめ」が底にある作品が3編あり。自殺をしようとしたOLが、いじめっこに隠された宿題のプリントを取りに、深夜、小学校へ忍び込もうとしている少年につきあうことに。それぞれの生活で立場の弱い2人が、深夜の冒険をきっかけに新たなエネルギーを得るという「生者の特権」等、どの話も良かったです。

模倣犯 上・下 
著者名宮部みゆき
出版社名小学館
備考今年、ベストセラーとなった話題の本。
感想公園のゴミ箱から発見された女性の右腕。それは「人間狩り」という快楽に憑かれた犯人からの宣戦布告だった。次々と殺される女性。炎上しながら谷底へ落ちていく一台の車。事故死した男の自宅には、数々の「殺人の記録」が。事件を操る真犯人の正体は..?
☆本が厚いので読み切れるかと不安だったが、一度読み始めるともうやめられない。早く先が知りたくて寝るのを忘れて読んでしまうほどだ。特に下巻は本当におもしろい。全体としてはハラハラドキドキだが、下巻では思わず涙が出る場面も。話題の本だからということでなく、本当におもしろいです。

我らが隣人の犯罪 
著者名宮部みゆき
出版社名文春文庫
感想僕は三田村誠。中1。父と母そして妹の知子の4人家族だ。引っ越した先で、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになり、僕と智子は、家によく遊びにくる毅彦おじさんと組み、ミリーを誘拐したのだが...。表題作以下五篇収録。
☆五篇ともよかったが、最後の”気分は自殺志願”という話はちょっと変わっていておもしろかった。「人間、死ぬ気になれば何でもできるって」本当かも..。


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